新型コロナ影響で食卓はコスパ重視に
2020年5月26日 共同印刷株式会社
共同印刷株式会社は、生活者から収集した食卓画像および画像と紐付いた情報をマーケティングデータとして提供するサービス「リア食」を使用し、新型コロナウイルスによって食卓がどのように影響を受けているかをまとめた「調査報告書」を作成しました。
調査概要
対象期間: 2020年1~4月
絞込み条件: 就業者・平日
サンプル数: 食卓件数 177,157件 モニター数 1,178人
調査結果概要
調査結果から、新型コロナ影響下の食卓は「不安」「ストレス」「簡便」「コストパフォーマンス」がキーワードであるとわかりました。
「不安」は免疫力を高めることで感染を予防しようとする意識、「ストレス」は外出自粛などのストレスに対し食事は好きなものを楽しもうとする意識、「簡便」は簡単に調理・食事をしたい意識、「コストパフォーマンス」は長期化する行動自粛に対して食費を抑えようとする意識を指します。
ただし、1日の食事(朝食・昼食・間食・夕食・夜食)のすべてにおいて、上記4点のキーワードが意識されるわけではありません。時間帯によって意識されるキーワードは異なります。
朝食では「不安」に対する意識が強く、免疫力の強化につながる食材・メニューが選ばれる傾向にあります。味噌汁、ヨーグルトなどの出現が増加しました。
昼食は「簡便」「コストパフォーマンス」の意識が強くなります。3月調査ではボリュームに対する意識が高くなりましたが、傾向がシフトしています。スパゲティ、混ぜご飯、野菜炒めの出現が増加しています。
夕食は「ストレス」「コストパフォーマンス」の意識が強くなります。従来より味なじみしている自分が好きなメニューに加え、新しいメニューや商品にチャレンジする意識も増えました。一方で、食費を抑える動きもあり、コストパフォーマンスの意識が大きく増加しました。価格だけでなく、取り分けできる事もコストパフォーマンスの要素になっているようです。
※本報告書は「2020年1~3月新型コロナ影響下の食卓調査」の更新版です。
調査報告書概要版は以下URLからダウンロードできます。
https://hc.kyodoprinting.co.jp/20200526/
共同印刷ニュースリリースはこちら
https://www.kyodoprinting.co.jp/release/2020/marketingreport_%20200526.pdf
提供元:
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