100万人行進デモを前に
エジプト動乱の続く中で、インターネット網を介する情報管制と自由化といった水面下の戦いも続いている。そんな中、1日、ソフトバンクモバイルがエジプトからのSMS送信を無料とする方針を示した。
同サービスの実現もやはり、Twitterによって生まれたもの。フォロワーからの「孫さん,エジプトからのSMSは無料になりませんか?」という問いかけに対し、同社社長の孫が「やりましょう。エジプトからのSMS無料。エジプトにいる皆様の御無事祈っています」と回答し、ソフトバンクのエジプト支援策が決定した。
一方、米Google(グーグル)も負けてはいない。Twitter社と連携することを明らかにした同社は、インターネットが使用できなくても、音声通話・音声認識を利用し、喋るだけでTwitterが掲載される新サービス「speak2tweet」を公開。「speak2tweet」を利用したツイートは、Twitterアカウント(@speak2tweet)に「#egypt」「#jan25」のタグとともに、短縮URLが掲載される。1日16時から「100万人行進デモ」を実行する予定のエジプト市民たち。大きな歴史のうねりが続いている。