スマートフォンは今後、どのように生活に関わってくるのか
SoftbankがiPhoneを発売して以来、その他の携帯各社もスマートフォンを続々発売するなど、この1年でスマートフォン市場は大きく拡大している。最近は電子書籍リーダーなどの新しいデバイスも次々と登場し、iPadなどのタブレット端末も注目を集めている。
Twitterなどのマイクロブログ利用率は9.7%から16.2%へ上昇、SNS利用率も21.3%から32.1%に上昇し、インターネットはもはや生活の一部になりつつある。
株式会社インプレスR&D・インターネットメディア総合研究所は自宅からインターネットを行っている13歳以上の個人3300人を対象として、詳細な利用実態調査を実施した。(対象地域は岩手県、宮城県、福島県を除く44都道府県 )。調査期間は、2011年5月19日(木)~23日(月)まで。
株式会社インプレスR&D から
本調査の全設問やさまざまなクロス軸に基づくエクセルの数表とグラフをCD-ROMに収録した『インターネット個人利用動向調査2011』を発売しており、株式会社インプレスジャパンから、調査結果の一部を財団法人インターネット協会監修、
インターネットメディア総合研究所編の『インターネット白書2011』にまとめ、7月29日(金)より発売することが決まった。
スマートフォンの所有率が昨年より8.3ポイント増の14.8%に上昇
スマートフォン市場が拡大される中、スマートフォンの所有率は昨年の6.5%から14.8%へと大きく上昇しており、購入を検討している層も33.1%と昨年のほぼ2倍となっている。
所有率は、女性20代で25.3%と高く、若年男性だけでなく女性にも広まっていることが分かった。電子書籍を読みたい端末は、スマートフォン42.9%、タブレット端末29.4%
米国のインターネット書店では電子書籍の販売数が紙の書籍を上回るなど電子書籍市場が確立し、近年は日本でも電子書籍化が進み、電子書籍・電子雑誌・電子新聞の利用率は17.9%(無料のものを含む)となっている。
とくに、タブレット端末派では利用率が51.7%、スマートフォン派では39.6%にものぼる。さらに、17.5%のネットユーザーは今後利用する可能性があると回答しており、今後は本は好きな時に好きな本を買い、どこへでも携帯する時代へと変化していくだろう。
他にも、Twitterなどのマイクロブログの利用率の変化や、スマートフォンでインターネットをよく利用する「スマートフォン派」の拡大など詳細な結果も掲載されている。
インターネット個人利用動向調査2011インターネット白書2011