ネットが政治の世界で果たす役割は
12月7日、東京大学で「ウェブ学会シンポジウム」が開かれ、ネット選挙の解禁に向け、政治の世界で今後ネットがどのようにその役割を果たしていくのか、講演やパネルディスカッションが行われた。
今回、参加したのは「Twitter議員」の代表格ともいえる藤末健三参院議員や衆院選予想サイトの開発に携わった静岡大学情報学部の佐藤哲也順教授などがここ最近のネットと政治の関係について分析した。
このうち、藤末議員は政治家が「Twitter」を活用することで
政治家が身近になるという見解を示した上で、「政治とカネ」の問題にネット献金が一役買う可能性も指摘。
「Twitter」でネット上の政治活動が広がる
一方、佐藤順教授は「Twitter」では政治に関する〝つぶやき〟が比較的多いことについて、従来のネットでは政治に関する発言は根拠が必要で、政治的な活動はタブー視されていたことを理由にあげた。
このほか、今後のネットと政治の関係について批評家などからはユニークな提案が出された。(つづく)
「第1回ウェブ学会シンポジウム」