ファッションから政治まで
新コミュニケーションデバイスとして次世代の注目を集めているTwitter。大桃と麻木の不倫劇のような芸能人スキャンダルに発展することもあるかと思えば、チュニジア革命の引き金になるなど、現代世界においてその存在感は圧倒的だ。
長期政権に対して大規模な反政府デモが巻き起こったエジプトでも、Twitterの存在感は政府当局にとって脅威。現時点で当局はTwitterの完全ブロックという形で情報をシャットアウトしている。そんな中、Twitter創始者ビズは、エジプト情勢に直接言及しないまでも、次のようなコメントを公式ブログにて発表している。
「われわれの目標は、人々を彼らにとって最も重要な事に迅速につなげることだ。そのためには表現の自由が不可欠だ」など。同コメントは28日に投稿された。同氏はまたこう語る。「政治的な出来事からファッションの問題まで、幅広い話題がTwitterを重要にも楽しいものにもしている。ポリシーを順守しつつこうした議論をはぐくむツールを提供することは、われわれにとって意義のある仕事だ」。情報の完全自由化がもたらす新世界が、何やら足音を強めている。