イスラム圏革命を受け
政情不安定のイスラム圏で近日継続されている革命騒ぎは、ソーシャル・ネットワークでの呼びかけが発端となった。日本でもお馴染みのTwitterやFacebookがその役割を担った訳だが、新コミュニケーションデバイスとして注目されているこうした情報交換技術のあり方は歴史の転換点にある。
26日、ツイッター(Twitter)が発表したところによると、エジプト国内における同サービスが午前8時(太平洋標準時)に停止したことが明らかとなっている。これはエジプト当局から直接アクセスブロックが施された為。エジプト国内ではムバラク大統領の退陣を求めるデモが各地で起こっており、ツイッターはその引き金となるに十分なネットワークである。
同社は、「情報や意見の自由な交換は社会の利益となり、政府が国民とつながるための助けになる」とコメントし、サービスの再開を呼びかけている。旅行シーズンも近い。エジプト旅行の際にはツイッターが出来ないのでご注意を。もっとも、エジプトの治安そのものに注意すべきか。そういう意味では、現代日本は幸せな国だ。