
ツイッターには不用意に発言しない方がいいようだ。米国土安全保障省が、フェースブックやツイッターといったSNS上の特定の単語を監視しているらしいことが、開示された文書で明らかになった。
監視されている500語以上の単語
監視されている単語は、「汚い爆弾」「人質」「アルカイダ」「硝酸アンモニウム」などの言葉。テロリストに関係している単語のように思える。しかし、本当のテロリストは、暗号化などして、そんな単語を使わないだろう。元弁護士のコメディアン、ディーン・オベイダラ氏は、米国が、中国政府のインターネット監視のような真似をしていると言って、この事態を憂慮している。
ツイートして死刑?
一方、ツイッターで預言者ムハンマドに冒涜的な発言をしたとして、サウジアラビアの文筆家、ハムザ・カシュガリ氏が、滞在先のマレーシアからサウジアラビアに送還された。そもそも、聖なる預言者に対し、対等の発言をするなど、熱心なイスラム教国サウジアラビアではあり得ないこと。海外にいるからと思って、気を許してツイートしてしまったのだろうか。国際人権擁護団体アムネスティによれば、同氏が送還された後に死刑になる可能性もあるという。
こうした例はこれからもどんどん増えていくだろう。今や誰もが気軽に使っているフェースブックやツイッターだが、自分の発言がほとんど筒抜けであり、プライバシーなどないと覚悟して投稿した方がいいかもしれない。
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