番付のキーワードは「軽さ」
師走に入り、今年を振り返る時期に来ている。
先日はこの時期恒例の流行語大賞が発表され、「政権交代」が大賞に選ばれるなど、近年になく政治に国民の視線が注がれた1年という印象が強い。
ヒット商品の番付もこの1年を振り返る意味で、重要な要素といえる。各社から発表されているが、このうち、日本経済新聞社の「日経MJ」が12月2日に番付を発表した。ここにも今年、政治の舞台で脚光を浴びたツールが顔を出した。小結に選ばれた「Twitter」だ。
今年の番付は軽さがキーワードの商品が目立ったといい、「Twitter」も140字以内のという「軽さ」が特徴といえる。
議員の〝つぶやき〟が注目を集める
この手軽さゆえ、刻々と動く政治情勢の中で自身の考えを広めるツールとしては最適といえそうで、政治家の情報発信の形にも大きく影響している。
「Twitter議員」という言葉を生み出しただけでなく、先日の「事業仕分け」では、仕分け人の代表格・蓮舫議員の〝つぶやき〟もネット上で話題になり、利用者は国会議員にとどまらず、知事や市長、地方の議員にも広がっている。
政治の世界では「Twitter」が番付の「横綱」かもしれない。
日経MJ