「何様」の声も受け止めた?
11月27日、政府の行政刷新会議による「事業仕分け」が終了した。中でも蓮舫議員の仕分け人ぶりには注目が集まり、ネット上には「何様」といった苦言も見られたが、当の本人がブログと「Twitter」で今回の仕分けを振り返っている。
「作業を支えてくださったスタッフの皆さん、そして、事業仕分け作業に誠実に対応してくださった各省庁の担当者の方々にも本当にお世話になりました。」
と周囲を気遣った上で、
「来週、自分自身、この作業内容を1つ1つ今一度整理をしたいと思っています。」
と一連の結論がゴールではないことを強調している。
さらに「何様」という声も念頭に置いたコメントもつづっているのが目を引いた。
「多くのご意見をいただきました。全て受け止めています。」
仕分けの「つぶやき」は続く
一方で「Twitter」では夢の中でも仕分けをしていたと告白した蓮舫議員。自身の娘のおねだりに対し、その理由を問いただすくだりなどもあり、家庭でも仕分け人であることをうかがわせる。
さらに、11月28日にはこの日放送のテレビ番組に対して、
「自衛隊制服の事業仕分けの内容でしたが、まるで陸海空自衛官の制服を全部海外に発注すると決めたような内容。もちろん、仕分けではそんな議論、結論にはなっていません。靴下やシャツ等のインナーを海外で生産できるか検討し縮減検討という結果だったのに。」
と反論もつぶやいていた。
特にテレビ報道ではインパクトのある場面だけが放送されるため、誤解されることもある。しかし、このような発信の手段が発達した今こそ、当の本人が何を考えているのかも合わて吟味することが、情報の本質を探るきっかけになるに違いない。
蓮舫のつぶやき