現職大臣の応援は「利益誘導にしかならない」
長崎県知事選挙は自民・公明が推した元副知事が当選した。夏の参院選の前哨戦と位置付け、与野党ともに知名度の高い議員を投入し、激しい選挙戦を繰り広げてきた。
このような戦い方を批判しているのが、前高知県知事の橋下大二郎氏だ。ツイッターでこうつぶやいた。
僕の最後の知事選挙の時、当時の麻生総務大臣と谷垣財務大臣が、揃い踏みで、相手候補の応援に来られました。今回の長崎の知事選挙でも思いましたが、現職大臣が地方の首長選挙の応援に来るのは、やめた方がいい。何を言っても、利益誘導にしかならないから。
現職閣僚投入の目的は「政権維持」
長崎県は去年の総選挙でに民主党が議席を占め、全国的にも注目を集めた。
しかし、政治とカネの問題をクリアしきれないまま選挙戦に突入し、前原誠司国土交通相や原口一博総務相などを投入したものの民主党が推す候補は敗北した。
政権交代の熱が冷めていないければ、主要閣僚の投入まで必要でなかったことも予想される。それだけに、政権維持のための利益誘導ととられてもおかしくないのといえそうだ。
橋下大二郎氏(daichanzeyo)