
ソーシャルメディアの波は、ついに宗教にまで到達したらしい。何と、ローマ法王ベネディクト16世がツイッターを始めたのだ。
バチカンの新しい試み
バチカンの最新情報を知らせる情報サイト「News.va」を開くと、法王がiPadを操作して「歴史的な」ツイッターをしている姿が目に飛び込む。6月28日に、法王が自ら「親愛なる友よ!たった今『News.va』を開設しました。主イエス・キリストを讃えましょう!祈りと祝福とともに」とつぶやいたのだ。
それ以前もバチカンのツイッターアカウントは存在したが、法王ではなく担当者がつぶやいているものだった。概ね法王の予定を知らせる手段として使われていたようである。中には、法王が10万ドル日本に寄付した旨までつぶやかれている。
ここに来て、法王がつぶやいている姿の公開とは、バチカンもソーシャルメディアの威力を無視できなくなったのだろうか。世界の若者たちに布教する手段として、また、宗教の新しいあり方を示そうとして積極的にツイッターをアピールしているようにみえる。
ちなみにフォロワーは今のところ、6万5千人あまり。バチカンの試みはまだまだ始まったばかりのようだ。
News.vaバチカンのツイッター