はじめに
インターネットユーザーの8割以上が何らかの形で受け取っていると言われている迷惑メール。
同じような文面で、よくわからない外国語で、言い回しを少しずつ変えてなど、手を変え品を変え送られてくる執拗さには、怒りを超えて、もはや感心してしまうほどで、毎日メーラーを開いて、最初にする仕事が迷惑メールの削除という人も多いはず。
面倒な手動での迷惑メール削除や誤って開封してしまうことを防止する為には、メーラーのフィルター機能、フィルタリングソフト、プロバイダーの提供するフィルタリングサービスの利用など積極的な対策が求められる。
「マフィア」勧誘の英文ダイレクトメッセージにご注意
G Data Software株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:Jag 山本)は、1月末よりツイッターのダイレクトメッセージを使ったワーム攻撃が拡大していることを確認しており、2月14日のバレンタインデーの前後で再び増加の恐れがあるとみて、ここに注意を促すメッセージを発表した。
ツイッターには、フォローし合っている同士の場合、直接その人だけにメッセージを送ることのできる「DM」機能があり、つぶやき(ツイート)は公開しているものである一方で、DMは、プライベートなやりとりをするのに用いられる。
このDMを使った悪質なワーム攻撃が、「モブスターワールド」(MobsterWorld)と言われているもので、DMに含まれているリンクURLをクリックすると、本人が意図せずに、自分のフォローワーに同様のDMを一斉に送ってしまうという仕組みのもの。
モブスターワールドには、さまざまな亜種があり、断続的にツイッター上に登場してきたが、今年の1月以降、「マフィア一家」への勧誘内容のDMが次第に増え始め、特に旧正月であった2月3日前後にピークに達し、文面は、以下のようなものだ。
Hey, I just added you to my Mafia family. You should accept my invitation! :) Click here: 【リンクURL】
おわりに
知らない人からのメッセージなら警戒して削除するものの、知人やフォローワーの名前で送られてきたメッセージとなると意外に開いて見てしいがちなものだ。
たとえ、知人からのメッセージであっても、身に覚えのない英文内容のリンクはクリックしないこと、また、送信者もおそらく意図せずに送ってしまっている可能性が高いので、以後の拡散の防止の為、気付かれた方は、このようなDMが送られてきたことを送信者に伝えてあげたほうが賢明だ。迷惑メールの拡散とウィルスの感染にはくれぐれもご注意したいものだ。
G Data Software株式会社